少し前から「カタカムナ古代語」を勉強している。
「カタカムナ」は、大小の○に、─や|を組み合わせて表記する、古事記以前の日本の古語。
「アヒムサ健康法」は岡林先生が始められた健康法で、「カタカムナ」への導入として、ここから始めるといいとおっしゃっているらしい。
「カタカムナ」は、10年くらい前、言霊についての本を読んだ時に出てきて、やってみたものの難解で、途中でやめてしまった。
が、最近勉強会を知り、参加させていただいている。
1回目に、岡林先生が、「カタカムナ」の「カム」は「ブラフマン」のこと、とおっしゃっているテープを聞いた。
ここ数年「ヴェーダンタ勉強会」を主宰し、ブラフマンのことを聞いていた私は、この一言のお蔭で、今度はすんなり入れた。
ブラフマンは、「全ては同じ」という意識だと、今、私は思っている。
「すべては同じ」なんて、言葉でいうと簡単で、まだ勉強途中だから、言葉にすると、間違ってしまうかもしれないけれど。
この世のすべてが、同じ。ありとあらゆる目に見えるものも、見えないものも。
夜見る夢のように、この世のことを作りだしているのは自分自身であり、私と周りに区別はない。
自分なりに理解できるようになって、結局すべては自分自身が問題なんだとよくわかり、意味不明の苦しさを超えて、楽になった。
「ヴェーダンタ」も、「カタカムナ」も、名前や方法は違うけれど、同じことを言おうとしている。
そう思ったので、両方から、深めていきたいと学んでいる。
さて、先日、「カタカムナ」と「アヒムサ健康法」の暑気払いがあった。
と、私の右隣の男性が何の話の流れか、急に言った。
安倍首相の女性登用はいいね。
それまでは、会社勤め時代に世界各国を飛び回っていたとの自慢話だったのに。
女性登用の話がなぜここに?と思っていたら、続けて言うのに、
男と女の割合は60、40までがいいね。
ね!俺って、女性に対して寛容な男性って言いたかったのでしょうかね。
60:40?
よっぽど私が、彼の自慢話に、すごいですね顔してなかったので、変化球してきたのかな?
しかし、残念ながら、私は、あきれ顔で彼を見ていたと思う。
60:40なんてありえない。
50:50だってないよ。
割合で測ること自体がないでしょ。
でも、多分、健康法としてのアヒムサに惹かれているだけなんだろうから、ここで「カタカムナ」学んでるんだったら、割合なんて出てこないでしょなんて・・、考えたってお門違いってもんだわ。
70代の男性にしちゃ、すごいって、褒めてあげなきゃいけなかったな。
・・あれっ?、でもこれ、私にだってないかな?
こういう無意識の差別意識。
差別とまで、自分では思ってないような、自分にとっては当たり前になっていてわからないようなこと。
だって、たった今、私は、この人は「カタカムナ」とか「「ブラフマン」って話しても通じないよね、と思っていた。
話す必要はないけど、そこには、私分かる人、彼わからない人、っていう区別の意識があるって気づいておくべきじゃない?
人のこと言ってる場合じゃないよ。
恐ろしいことだ。
人のことは見えても、自分のことはほんとにわからない。
※水野和mizunowa主催の「ヴェーダンタ勉強会」詳細につきましては下記Pdfをご覧ください。
なお、次回7月26日につきましては、長野県南木曽の土砂崩れの関係で、中央線の特急「しなの」が止まっており、復旧に1ケ月以上かかるため、 中止とさせていただきました。
■ケータイで、上記Pdfが開けない場合 Phoneなら iBooks 、iPhone以外なら Adobe Reader のアプリをお入れください。 ( 参考まで http://smp-sompo-japan.dga.jp/smp/faq_detail.html?id=600000)