「スピリットリーディング」をしていてよく思うのは、
人は、受け取りたいものだけを受け取るんだなということ、
そして、それは言葉を変えて言えば、
受け取れるものだけを受け取るんだということ。

以前のブログ「■人生の乗り換え速度、 徒歩か、新幹線か、 違いはどこ？」で書いたけれど、この方はすごいな～と思う方というのは、概して皆さん受け取る力がある。
柔軟性があるともいえるし、素直とも思う。

うちでは、本質に突っ込んで話すので、表面的な楽しい楽なことをお聞きになりたい方には、受け取りがたいことも多い。
怒られてる方はとっても多い。

何回かお越しになっている方が、仕事が増えて困っていると言ってきたとき、
「何を甘いこと言ってるんですか！！　『残業代なんかいらないから、やらしてください』って言って、夜中まで働きなさい！！！」
と、とんでもなく大声で怒られていたことがあった。

その方は、「・・やっぱり・・」と言いながら帰られたのだが、
2年後には、「本当に良くやりました・・。本当によくやった。」と何回も優しく褒めれていて、
その後も、何か怒られる度に、しっかり向き合って、
グングンと大きくたくましく美しくなられている。

最初のころの印象とは、外見のかわいらしさはそのまま、
何か信頼感とか、落ち着き感とか、言葉にできない、その方を取り巻くニュアンスが違ってきている。

なので、過去世を聞きたいというような、楽しむだけを目的としている方はお断りさせていただいている。
それだけを聞いて楽しむのなら、他でどうぞ。

確かに、過去世が出てくることはよくある。
必要があれば、過去世からのメッセージもお聞きする。
でも、それは、今の悩みを解決しようという助けになるから。

うちに来られるのなら、自分と向き合う覚悟をもってきてくださいね、
という、ちょっと傲慢かもしれないけれど、お楽しみのためだけには不向きな場所と思って来ていただけると、ありがたい。

そうそう、いきなり、初回からガンガン！！最初から最後まで怒られっぱなし、なんて方もいらっしゃる。
見た目、とってもか弱い可愛らしい方が、メッチャ怒られて、泣きながらお聞きになっているので、大丈夫かな～と心配しながらお伝えしていると、
お帰りの時にはスッキリとしたお顔で、「やってみます！！」と、ハッキリとしたお声になっているのには驚かされる。

人は見た眼と中身は違うわな～、と何度経験しても思う。

でも、私からすると、怒られるのは可能性があるから。

怒られるというより、励まされている。

何か得ようという方は、録音を聞き直したり、記録したノートを見直したり、聞いたことを考えなおしてくださる。

「何回も録音したICを聞き直してます。」、「帰り道は、言われたことを考えなおして、頑張ろう！と力が湧きました。」、「あれから言われたことを始めてみました。楽しいです！」
なんてメールをいただくと、本当にうれしい。

そして、そういう方々を見ていて思うのは、
人は受け取りたいものしか受け取らない、
ということ。

耳に痛いことを聞いても、聞かなかったことにしてしまった、そんなことの1つや2つ、誰でも頭に浮かぶのではないだろうか。
私も、ああ・・あの時・・というのがすぐ浮かぶ。

しかも、浮かぶというのは、後々、それを理解できたからで、きっと、わからないまま通り過ぎて来てしまったことなんてごまんとあるに違いない。

加えて思うのに、

人は、その時点で受け取れるものしか受け取れない、
ということ。

親の忠告や、先生からのアドバイス。
スポーツクラスのコーチからのアドバイスであったり、趣味の教室の先生の指導であったり。

そういうことって、その時にはムカッときたり、けなされているように感じて悲しくなってしまったり、ちっとも理解できないことも多い。

でも、しばらくして、自分が受け取れる日が来ると、いきなりピタッとはまってくる。

それまで、先生たちは、何度でも言ってくれていたのに。

ある日、まるで自分が考え付いたかのようにひらめく。
言われていることが、まるで乾いた土の上に降る雨のように浸透していく時がある。

「スピリットリーディング」でお聞きになっても、「でも・・」と言われる方がたまにいらっしゃる。
言葉にされなくても、明らかに受け取るつもりはないんだなという方も、たまにいらっしゃる。
そう言う方々は、すでに自分のお気にいりの答えを持っていて、その答えと照合している。

受け取りたいことしか受け取らない。

先日も、終了した後で、
「以前、ある国のシャーマンに見てもらったときにも同じこと言われました」とおっしゃっていた方がいらした。

今回は、その原因もお聞きになったので、理由がお分かりになったようだ。
重い腰を上げられるかもしれない。
ご家族やお金が絡むので、すごくやりづらいだろうなぁと、聞いていて、私も思うようなことだったが、
しかし、やったほうが断然いいと思うことでもあった。

時を待たねばならない。

本当に、受け取れる日まで。
ご本人の腑に落ちるときまで。

どのようなことも、ご本人が決めること。
どんな決断をしても、全て、後々のよい体験になる。

これしかない正解なんてない。

どんなことも正解だから。

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