「ゴリラはごりら」　（くどうなおこ　詩／あべ弘志　絵　童話屋）

あべ弘志の小さな絵本があったので買いました。私、絵本好きで、何冊も持っているのですが、溜まってしまうので、なるべく買わないようにしています。
これはあべ弘志さんの絵だったことで手に取り、手のひらサイズの小ささだったので買うことにしました。

あべ弘志さんの代表作として有名なのは、オオカミとヤギの友情を描いた「あらしのよるに」（原作　きむらゆういち）。
ちなみにこの作品は、私は第１作目しか知らなかったのですが、人気で６作目まであるんですね。

韓ドラの「主君の太陽」でも、重要なアイテムに使われていて、当時韓国で爆売れしたとか。
いいドラマでしたね～。テヤン役のテ・ゴンシルよかったですね～♡大好きです♡
あっ、違う方向に行ってしまいました。

このちいさな絵本「ゴリラはごりら」　の中で、私が好きな詩を紹介させてもらうつもりだったんでした。

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「なくなよ　なあ」
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「なくなよ　なぁ」

（もう　なくなよ）と　ワニはいった
だれにも　かまってもらえず　百万年ものあいだ　さびしいワニが
自分に　（なくなよ　なあ）と　いいきかせた

おれだって　はずかしがりやのワニ　知りたがりのワニ
あそびたがりのワニ　あいたがりやのワニ　なんだけど
百万年ふりつもった　さびしさが　かたいウロコになっちまい
それを　すっかり　かくしちまった

（なくなよ　なあ）と　ワニはいい　水にもぐって　目をあらう
（なくなよ　なあ）と　ワニはいい　心のなかに　なみだをながす