自分と違う才能を NO2に選ぶ NO1の勇気は どこから生まれるか

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遠隔レイキヒーリング」を依頼されていたクライアントのTさんが、お支払いに来てくださった。

 

久しぶりにお会いし、痩せてしまってはいるが、思ったより元気なお顔を直接拝見できて一安心。
3~5月のころは遠隔するたびに、本当にエネルギー抜けてボロボロのご様子がよく分かった。
今は、スッと一本芯が通ったような、スッキリ感も。

 

ついでに、話をひとしきり伺う。
透視リーディングの「スピリットリーディング」ではないので、ただ、お茶飲みながら、フンフンと聞いているだけなんだけど。

 

 

Tさんは、4月から、前上司の突然の退職により、思ってもなかった店長に昇格。

しかし、その後、Tさんとは関わりない事情で職員が次々退職。
他の店舗の店長まで兼務する羽目に。

しかも、退職した前上司は、結局アドバイザー役として関わり、できていないと追求の電話がしばしば。こちらの言い分には聞く耳持たず。

 

Tさんを実力のある人と見込んでのお叱りとは思えるが、聞いているとどうも理不尽なことも多い。
なんなのそれ!?の状態。

Tさんは真面目で責任感が強いがゆえに、やりきれない現況に日々立ち向い、日常の業務に翻弄され、元上司に振り回され、心身共に余裕がなくなって、なかなか俯瞰して見られない。 

 

 

Tさんの話を聞くうちに、この根っこはナンバー1の社長に原因があるでしょう!と思った。
 

Tさんに、1番の問題は社長だよね~、と話しながら、
そのダメダメ社長を支えるような人いないの?とお聞きすると、
社員からは総スカンを食っているし、新人を雇うにしても、自分にNO!を言わないような人ばかり選んでいる様子。

 

 

ふと、以前聞いたビジネスバンクグループの坂東さんの、会社におけるナンバー2についての話を思い出した。

彼は、この会社のナンバー2。
トップであるナンバー1の浜口さんが、会社立ち上げに際し、どうか一緒にやってほしいと、坂東さんに頼み込んだ理由の1つが、彼が自分と違っていたから。

浜口さんのできない営業を坂東さんは得意とする。
服装の好みも違う。
アメリカの同じ大学に学びながら、ことさら仲がよかったわけでもないらしい。

 

 

ナンバー1とナンバー2の、とても良いコンビネーションとして有名なのは、本田宗一郎さんと藤沢武夫さん。
趣味も、得意なことも全く違う、一緒に行動しない。
人から不仲説を唱えられるほどだったが、
「いつも手をつないで一緒にいるのを仲良しとは呼ばない。私達は離れていても、今この瞬間、相手が何を考え、どうするかが、手に取るように分かる。」と言っている。

 

 

えてして、人は自分にとって心地の良い人達とばかりいたがる傾向にある。
Tさんの会社の社長も、NO!を言わない人達を周りにおき、自分の立場やメンツを脅かさない人を重用してきたようだ。


 

この社長のことを聞いていて思った。
ナンバー1は、自分の不足を補ってくれる才能を認め、NO!を言われる覚悟をもって、適したナンバー2を配す勇気を持つべきだろう。
そして、そういうナンバー2を探し出すには、
まず第一に、ナンバー1が自分自身をよく知らなければできないことだ。

つまり、良きナンバー2を探し出せるナンバー1とは、己を客観的に冷静に見ることのできる人なのだろう。

 

 

人生に起こるさまざまなことの「なぜ?」を解決するナビゲーター&サポーターを仕事にしている私からすると、
世の中のことはどんなことも、本当は、その人のための楽しいチャレンジ。
「仕事」もまたその一つ。

とてもそうは思えないかもしれないけれど、でも、実は、自分自身を探り、深め、高め、磨くための場。
わかっている人は多いのを承知で、あえて偉そうに言わせてもらうけど、
向き合えば、今の現実が、実は、素晴らしいチャンスの場だとわかる。

 

 

追記:Tさん文章チェックありがとう!

 

 

 

 

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