先日、新しいクライアントさんが「スピリットリーディング」に来られたて、おっしゃるのに、
もともとは、「レイキヒーリング」に興味があって、「レイキアチューンメント」をして、レイキを教えてくれるところを探していてここに来た。
だが、そもそも自分にその能力があるか疑問なんです、と。
「ある人に、エネルギー流してもらったら、ビリビリしてすごかったんです。
私にはとてもできないと思う。」とおっしゃる。
こういう勘違いをされる方は非常に多い。
レイキに限らず、いろいろなヒーリングやエネルギー系のことは、全ての人にある能力だと、私は思う。
誰かだけができるなんてことはない、と私は思う。
もちろんのこと、「レイキヒーリング」は、人が生まれつき持ってきている能力。
「レイキヒーリング」に関していえば、
手を当ててヒーリングするなんて摩訶不思議と思うので、そのような勘違いが生まれるだけ。
誰でもある能力だ。
歩いたり走ったり、誰でもできるようなこと。
あなたにだってできる。
人間がもともと持っている普通の能力。
ただ、誰でも走れるけれど、プロのマラソン選手になるにはそれなりの能力が必要、という、そういうレベル差はある。
聞かれるときには、そういうことと説明している。
だから、プロ並みになりたいと言って、そこまでになれるかは、やはり先天的なものが関与するだろうし、努力も必要だと思う。
他のヒーリングのことをよく知らないで、言うのは何だが、この世の中にいる人間ができることだ、
他の人にできないわけがない、
ただレベル差があるだけだ、と私は思っている。
だから、それによって、人を脅かしたり、迷わせたり、自慢するのは、
全くもって困った勘違いをヒーラー自身がしているということだ。
人には、いろいろな能力がある。
ヒーラーにならなくても、今ある他の能力を自覚して伸ばしていけばいい。
私は数学の才能はないし、俊敏性もない、人をまとめていくのも下手だし、計算なんてまっぴらごめん。
苦手なものは数限りなくある。
今は、たまたま持ってるヒーラーの能力を生かして仕事をしているが、
もし、子供の面倒を見るのが上手なら、保育士さんになれたかもしれないし、アイデアが浮かんでそれを作る才能があれば、発明家になれたかもしれない。
体力があれば、林業に従事できたかもしれないし、器用なら服飾関係に進めたかもしれない。
できないことはいっぱいある。
でも。できることもいっぱいある。
そのできることの中で、ヒーラーを選んでいる、ということに過ぎない。
さて、「ビリビリしてたの、あれはできない。」と言われたので、２種類のエネルギーを感じてもらうことにした。
１つは、意識的なエネルギー。
もう１つは、私が普通にするときの「レイキヒーリング」。
１つ目のエネルギーはビリビリするとおっしゃる。
１つ目は温かい。
どう違うか。
１つ目は、ヒーラー自身の意識で行っているので、ヒーラー自身のエネルギーがかなり関与している。
２つ目は、ヒーラーはエネルギーの通過点になっているだけで、その方に必要なエネルギーが素直に流れている。
意識１つで、流すエネルギーの質が変わる。
１つ目は、受けたほうは、すごいものを受け取った！！と思うが、実は、その方の魂レベルにまでは到達していない。
ただ、まだはっきりとはわからないので、断言はできないけれど、肉体的な癒しには向いているかもしれない。
求める方が、どこまでを望むかによるだろう。
２つ目のエネルギーは、残念ながら、もしかしたら、エネルギーに敏感な方でないと、よく分からないかもしれない。
とても繊細な性質のエネルギーになるので、わかりにくいといえばわかりにくい。
たまたま、来られた方は、エネルギーに敏感な方だったので、それを表現できるだけの感覚をお持ちだったが、わからない方はとても多い。
が、わからないからと言って、効果に変わりはない。
本当にびっくりするくらい敏感な方の中には、痛い！！とか、熱いー！！とか、重い！！とおっしゃる方もいるが
大抵は、気持ちいい～と寝てしまう、そんな感じ。
そして、そういう超敏感な方も、エネルギーが満ちてくると、だんだんと慣れて、最初のような衝撃はなくなる。
本当にその方の奥底の魂に触れるときに、そんなびっくりするようなエネルギーで驚かしたりはしない。
気持ちいい～と言いながら、よく分からないんですよね、でもいい感じだからと長くリピートしてくださっている方も結構いらっしゃる。
「レイキヒーリング」して、すごいですね～！なんて、褒められることはめったにない。
分かろうがわかるまいが、その方にとって効果があればいいことだ。
本来はこういう話は最初から話すと嫌厭されるので、もっとお気軽に話すべきことなのだろうが、
私の場合は、どうも性格がクソまじめなせいか
とても大事な部分だと思うので、「レイキアチューンメント」の第１段階から話している。
きっとうちにご希望されて来られる方は、
自覚はしていなくても、
どこかしらで分かっている方がお越しいただいているのだろう・・と、勝手に解釈して。
何を自分がしているのかを、ヒーラーはいつも自分に問い直さなければならないと思う。
ヒーラーを仕事とするならば。
どのような意識で、どのようにしているのかを、常に見ていなければならない。
ヒーラー自身の意識、心の持ちよう、体調が、実はそのままダイレクトにクライアントさんに響くから。
だから、手当ヒーリングすると疲れるのというのであれば、
そして、それが長く続くようであれば、その方の意識がどこにあったかということが問われるだろう。
少なくとも、手当ヒーリングを仕事にするには向いていないのだと思う。
他のヒーリング方法を探ってみたほうがいい。
ヒーラーであることの最も大事なことの一つは、
常に自己を見、
自己を浄化し続けること、だと、私は考える。
浄化というのは、自己の内面をよ～く見て、みたくないものを掘り出して、しっかり向き合うこと。
マッタク持って、嫌になっちゃうくらい、ごまかしがきかないので、うんざりするけれど、
その分、本当に楽になっていく。
やってもやっても、掘りつくすなんて日は来ないみたいに、永遠に思えるけどね。
だから、本当のヒーラーは謙虚になっていかざるを得ないだろうと思う。
自分がどれほどのものか知り、
この世のすべてが自分自身だと知った時には、
どこにも比較はない。
ただ、ここに全てがあり、そして、同時にこの一粒の自分がここにいる。
声高に自分のしたことを自慢したり、人をおびえさせたり、傲慢な物言いをしたり。
そんなことはできなくなってくる。
自分のしたことに、ふと気づいて、情けなく思う時の後悔ったらないから。
あ～～、またやっちゃたよ～・・トホホな日々である。
そんなことを繰り返して、ヒーラーはヒーラー足り得るのだろうと思う。
結局、ヒーラーは自分が癒されているところまでしか、人を癒すことはできない。
だから、自らも日々精進する。
それが人を真に癒やすための、ヒーラーにとって大事な才能だと私は思う。
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