好きなことが分からない人

好きなことが分からない人

リーディングセッションをしていて「好きなことをしてください」「やりたかったことをしてください」と伝えられてくることが時々あります。 

 やりたいこと、好きなことが分かっているが、やっていないとか、我慢してる自覚がある場合は、ご本人にはとっかかりがあるので、ある意味楽なのです。 
リーディングの内容を、乾いた地面に雨がしみこんでいくように、受け取ってくださいますから、そこから始めることができます。 

が、一定数、自分の好きな事、やりたいことが分からないという方もいらっしゃいます。 

この「わからない」の場合は、少々厄介です。 
というのは、自分の考えや想い、感覚に鈍くなってしまっているので、 
こちらから伝えることをすんなりと受け取れないのです。 

乾きすぎて、雨が地面の表面を滑り流れていってしまうように、お伝えすることがご本人の中にしみ込んでいかないのです。 
「好きなことをして」と伝えられた言葉も、何を言ってるんだろう?と意味が分からないのだそうです。 

こういう方の中では、親の言われたとおりにしてきたという方がいらっしゃると思います。 
例えば、時間もなく忙しい親が、サッサとしようとするあまり、子供は自分自身で考えたり感じたりする余裕がないまま、親の言うとおりにするように育ち、 自分で考える機会が少なくなってしまう。自分の感覚に気づく必要がなくなってしまう。 

親は一生懸命育てているけれど、色々な条件で、残念ながら子供に向き合っている余裕がない。嵐のようにやってくる日々の事々を消化していくだけで精一杯。 

気づくのは、もう子供が手を離れて、気持ちと時間に余裕ができてからという場合も多いでしょう。 

こういう場合、子供時代は、親にとっては育てやすい子供であったのでしょうが、 大人になるにつれ、その弊害を、親も子供も感じるようになるでしょう。 

気づくのはずっとずっと後の話になります。 

少しずつでもいいから、解消していかなければ、一生その子の人生も、親の人生も、どこかしら歯車のかみ合わないものになるかもしれません。 

何かがうまくいってないことはわかるのだけれど、何をどうしたらいいかわからないという場合、 遅いことはありません。 

もしかしたらと気づいたら、日々ご自分で意識して欲しいことがあります。 

親や人に言われたことを丸呑みしないで、一瞬でいいから止まって感じる事。 
自分の感覚を感じてみてください。 
考えるのはそれから。 
行動しながらも、感じてみてください。 

この感じることをちゃんとやっていると、自分のことが分かるようになっていきます。 
これは自分を大切にすることです。 

ただし、感じた通りに動きなさいと言っているわけではありません。 
状況を見ながら、バランスよくしましょう。 

けれど、あなたの感覚は、あなたの大事なもの。 
人に従って、消してしまう必要はないのです。 

あなたがどんな人なのかを探ってみましょう。
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